男女によるスイングの違い

ゴルフのスイングは、インパクトに向けてクラブヘッドを加速させるため下肢・体幹・上肢へとエネルギーの伝達を効率良く行うことが重要課題になります。
特に下肢と上肢をつなぐ体幹の捻転動作については、 大きな筋肉を介し上肢と脊柱をつなぐ筋肉などがどのように機能すべきかが大切になります。

飛距離を決定する要因の一つであるダウンスイング時間は男子が女子より速い。


ゴルフをするうえで飛距離は重要な要素になりますが、この飛距離を決定する要因の一つであるダウンスイング時間は男子が女子より速く男女間のダウンスイング中の腰の可動域は男女の差はなく、一方で肩の可動域は男子は女子の約80%の肩回転角度であることが報告されています。
ゴルフのスイングは、テークバックで十分に体幹を捻りダウンスイングでは下半身を手動で動かし、腰の回転を先行させ肩回転があとを追うような動作が必要になります。
上記のような結果が出たのは、飛距離を飛ばすためには女子の筋力は男子にそれに比べ弱いので、それを補うように肩を後方に回転させているということが考えられます。
このあたり、実際に男子のスイングと女子のスイングを比較しても違いとして見受けられますし、筋力のないアマチュアが男子プロではなく女子プロのスイングを真似した方がいい傾向にあるということにも関係ありそうです。

ダウンスイング中では女子はダウンスイング開始時では腰回転の速度は遅く、肩の回転速度は速いという傾向にある。


実際にこの報告では、男子プレーヤーの中には腰より肩が飛球方向へ大きく回転しているプレーヤーもいますし、このような理由として女子と比較すると腰に比べ上体や上肢の動きが相対的に速いことが考えられます。
腰と肩の回転角度の速度変化をみると、ダウンスイング中では女子はダウンスイング開始時では腰回転の速度は遅く、肩の回転速度は速いという傾向にあります。
一方、男子の特徴として腰の角速度の方はダウンスイング開始では速く、肩の角速度も女子のそれと比較して速かったという報告もあります。
いずれも徐々に速度を増加させ、ダウンスイ ング開始よりインパクト時の角速度を速くしていくことで、ヘッドスピードを上げボールを飛ばす準備をしていると考えられます。

また女子の特徴としては、ダウンスイング開始時は腰をあまり回転させず肩回転が先行して動く傾向があり、インパクト直前0.1秒あたりで一旦腰が肩の角速度を上回り腰回転の角速度がピークに達し、その後腰の回転速度を維持している間に肩回転を上昇させ腰を抜きピークにもっていく運動連鎖が確認できます。
一方、男子の腰回転がダウンスイング開始時には肩より先行しその速度も速い傾向にあり、ダウンスイング開始直後には肩の回転速度がすぐに腰を上回り腰も肩もインパクトまで加速を続けます。

男子はクラブヘッドがトッ プに達する前に飛球方向へ腰も肩も回転させている。


これを踏まえて男女のスイングの違いを考えてみると、男子はクラブヘッドがトップに達する前に飛球方向へ腰も肩も回転させているのに対し、女子は回転角度が男子より大きいので腰と肩を交互に速く回転させインパク トに向けヘッドスピードを上昇させているものと考察することができます。
このような男女にみられるスイングの違いは、筋力や柔軟性の違いにより生じるものと考えられますし、どちらのスイングがいいという訳ではなく、カラダの強さや柔軟性などの特性を理解した上で、自分にあったスイングを構築していくことが重要であると思います。

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